伽藍案内
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本堂
寛政5年(1793)2月再建・落成。大工棟梁は大隅流の伊藤長左衛門矩重。木造間口九間奥行六間四尺。殿様座敷、御家老座敷が現存する。市文化財。
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薬師堂
文政9年(1826)再建。大工棟梁は高部村の藤森広八良。
木造四方垂間口奥行2間半。神宮寺伝来秘仏千手観音を併安する。 -
三門(山門)
弘化3年(1846)8月建立。大工棟梁は立川和四郎富昌。「城向山」の扁額は道本の高弟であり幕末の勤王僧として著名な道雅僧正の揮亳
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鐘楼
寛政3年(1750)5月建立。明治36年8月改修。梵鐘は寛政11年再鋳。
戦時中の供出により昭和26年再々鋳。 -
光明閣
平成3年(1991)3月新築・落成。RC造3階建。葬儀・法事・各種講習会・会食・展示などを行う多目的ホール。
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龍象の水屋
平成18年(2006)建立。大工棟梁は大隅流の小松金治。長野県知事より卓越優秀技能賞を受賞。
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庫裏
寛政5年に本堂に併設されていた庫裏は昭和38年に改築、さらに平成18年(2006)3月に「平成の大改修事業」により本坊(寺務所・客殿)として再建され、新たに学問所・奥書院が付設された。
平成21年に本坊裏手に名勝庭園「廬山庭」をつくる。 -
通夜斎場 三宝閣
平成25年(2013)2 月、照光寺前の県道をはさみ向かい側に別館通夜斎場「三宝閣」竣工。
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阿弥陀堂
平成31年落成。本尊は大仏師江場琳黌・琳觀師による阿弥陀如来で、全国に例のない玻璃の敷き茄子に浮かぶ。堂内には他に智積院第1世玄宥僧正、並びに当山第28世にして総本山智積院第68世宮坂宥勝僧正の尊像も奉安されている。
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位牌堂・開山堂
本堂につながる位牌堂として明治36年(1903)建立。当山歴代住侶の位牌や、室町時代の今井家の位牌などが祀られている。
2階の八角屋根の開山堂と向拝は大隅流・石田房茂により昭和31年(1956)増築。 -
蚕霊供養塔
蚕(岡谷では「おかいこさま」という)の霊を祀るために昭和9年(1934)11月建立された。当時岡谷の蚕糸業は下火にあったが再びの隆盛を願い3万人の寄付者によって建立が実現した。大工棟梁は大隅流の石田房茂。労働大臣賞受賞。経済産業省近代化産業遺産群指定。本尊は、蚕の守護神である馬鳴菩薩像(市文化財)を安置する。例年4月29日の例祭において御開帳。市文化財
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稲荷社
平成6年(1994)伐採した境内の欅材で改築。古くからある寺山の鎮守社正一位平岡稲荷大明神をまつる。文久元年(1861)10月愛染寺(豊岡稲荷別当)より正一位を下賜される。
鬼子母神堂 | 大正7年(1918)5月建立。木造間口六間奥行四間。江戸時代に尾沢喜三次が寄進した鬼子母神を安置する。 |
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宝藏 | 大正7年(1918)5月建立。 |
土藏 | 嘉永3年(1850)5月建立。大工棟梁は万右衛門。 |
東之坊 | 平成元年(1989)民家を取得して、照光寺往古の院坊の名称を復活させ「東之坊」を設立。併せて東駐車場を造成する。 |
研修道場 | 平成4年(1992)3階建の店舗を取得し、研修道場として改修。 仏画制作・照光寺宗教文化研究本部。 |
照光寺会館 | 平成9年(1996)岡谷協同組合ビルを取得し、照光寺会館に改装。 |
大乗院 | 平成10年(1997)12月再建・落成。寺山墓地守護の伽藍。 |
厠所 | 平成18年(2006)建立。旧来の山門脇の厠所を現在地に再建。平成の大改修事業の一環として茶室風につくる。 |
受付所 | 平成21年(2009)11月、光明閣境内に新築・落成。 |
境内図
照光寺について
照光寺の伽藍