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宮坂 宥洪( みやさか ゆうこう)
照光寺住職
成田山蓮華不動院住職
智山伝法院院長

月々の言葉と連載法話
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これまでの法話を毎月一話ずつ紹介していきます。また、毎月境内に貼られる月々の言葉を掲載 していきます。

お寺を訪れる人は、住職の「月々の言葉」に励まされています。ご覧になった方の、心の支えになれば幸いです。

今月の言葉

【起源の話④】vol.56

たった一種類の人類

今や地球上には、人類は一種類しかいません。

現生人類はいつどうして誕生したのでしょうか。

1988年に発表された『ニューズウィーク』の衝撃的なカバーストーリーの報告によると、カリフォルニア大学バークリー校の生化学者チームが、ミトコンドリアと呼ばれる細胞内のDNAを調べることによって、地球上の全人類の祖先は、20万年前のアフリカに住んでいた一人の女性にさかのぼることができると結論しました。その女性は「ミトコンドリア・イブ」と名付けられました。

その後の研究で、年数については実際にはもっと幅があり、またこれに対する反論も出ていて、その賛否の決着がついているわけではありませんが、いずれにしても、この論争においても、現生人類とそれ以前の生物種との繋がりについては皆目検討がついていません。

地球上のあらゆる生命は遠い過去のどこかでみんな繋がっているように思われるのですが、いつどこでどのように魚が発生したか、どのように爬虫類が発生したか、どのように鳥が発生したか、どのように猿が発生したか、いつどのようにして人類が発生したかなど、生物の始まりについては、実際のところ、まったく不明なのです。

例えば、蛇にはニシキヘビとかコブラとか多くの種類があります。それらは環境に応じて変化を遂げたものだと考えられています。

しかし、蛇が蛇以外の何かから進化したという証拠はどこにもなく、蛇が蛇以外の何かに進化したという痕跡もどこにもありません。蛇は始めから蛇であり、たとえどんなに異様に進化を遂げても、依然として蛇なのです。それは魚でも鳥でも、どんな生物についてもいえることです。

同じく、人類が何から、つまり、人類でない何から人類になったかということも実は分からないのです。不明なのです。

こんな、どうしても分からないことを、あたかも分かったように進化論学者は説明しています。そしてそれが学校で教えられて、だれも分かったような気になっていますが、それは本当のことなのでしょうか。

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